女性が長く働ける職場の条件とは
長く働ける会社に就職したい
就職するなら長く勤められる職場を選びたいですよね。
就職するのがどれだけ大変かというのはフリーターの今身に染みて感じているでしょうから、また一から就活することを考えたら簡単には辞めたくないはずです。
それにあまり頻繁に転職を繰り返すのも、職歴のことを考えると好ましくありません。キャリア形成のために意味のある転職を繰り返すならいいのですが、嫌だから辞めて、異業種に転職してまた嫌になったから辞めて…と一貫性の無い転職を繰り返すのは職歴を汚すだけです。
働きやすい職場を見つけ、そこに長く腰を据えるのが理想の働き方ではないでしょうか。
今回は職種による働きやすさの違いは一旦置いておいて、「女性が働きやすい職場」という観点から色々と考えてみたいと思います。
職場選びで特に気を付けるべき点とは
職場選びの際にチェックする点は、
- 給料の高さ
- ボーナスの有無
- 残業の少なさ
- 休日数
- 福利厚生
- 通いやすさ
- 業務内容
など色々あると思います。
確かに給料や仕事の内容も大切ですし、仕事選びの際には必ず確認すべきところではあります。
しかし女性が長く働ける職場を見つけたいのであれば、
- 職場の人間関係
- 女性の働き方に理解があるか
この2点が非常に重要になってくるのではないでしょうか。
職場の人間関係の悪さは退職の原因になりやすい
いくら給料が良くても、職場の人間関係が原因で退職してしまう人はとても多いです。それほど人間関係は仕事を続ける上で重要なポイントとなるんですよね。
「仲が良くて働いていて楽しい」というのは理想ですが、そこまでいかなくても「仲は良くも悪くもない」くらいでも十分だと思います。「多少嫌なところはあっても我慢できる」くらいでも大丈夫でしょう。これくらいなら人間関係が退職の原因になるようなことはないからです。
しかし「職場にすごく嫌いな人がいる」「職場の雰囲気が最悪で居心地が悪い」といった場合は、人間関係が原因で退職に至る危険性があります。「いじめやパワハラがあって毎日辛い」だと完全にアウトですね。
職場の人間関係が原因で辞めることについては、
「もう大人なんだから職場の人間関係なんかで仕事を辞めるとかありえない」
「学生バイトじゃあるまいしそんな事で簡単に辞めるなんて社会人失格」
という考えを持つ人もいますが、実際には職場での人間関係の悩みというのは非常に重いです。ストレスは溜まるしこれが原因でうつ病になる人も少なくありません。
なので職場の人間関係が原因で辞めてしまうことは決して珍しいことではないし、辞めることが逃げだとも思いません。酷い状況なら辞めざるを得ない問題だと思います。
つまり人間関係が悪い職場だと長続きしないので、長く続けたいなら人間関係が良好な職場を選ぶべきでしょう。
特に女性は職場の人間関係で悩む人が多いため、より重視したいポイントですね。
女性の働き方に理解のある職場を選ぼう
もう一つ、女性が長く働き続けるには女性の働き方への理解も必要不可欠です。
女性は男性に比べてライフイベントによる影響を受けやすいです。具体的に言うと、結婚や出産が働き方に大きな影響を与えるんですね。
結婚したら仕事をセーブして主婦業に重点を置きたいという女性もいますし、遠距離の彼と結婚したら女性が男性の住む場所に引っ越すケースも多いですよね。
また子供が出来たら出産・育児のために産休・育休も必要になりますし、育休明けも子育てと両立して働けるようにフルタイムではなく時短勤務に切り替えるケースも多いでしょう。
中には結婚しても共働きで夫と同等、むしろ夫が主夫になって妻は引き続きバリバリ働く夫婦もいるとは思いますが、出産は女性しかできませんから、やはり出産前後はハードな仕事は控えたり産休も必要になるでしょう。
女性の社会進出によってこうした女性の働き方に対する理解は大分浸透してきましたが、それでもまだまだ理解の足りない職場が多いのも事実。女性の働き方に理解の無い職場で働くと、マタハラを受けたり女性差別をされる可能性があります。
- 産休や育休を取らせてもらえない
- 時短勤務に対応してくれない
- 子供のことで急な遅刻・早退をした際に嫌な顔をされる
- 「どうせ結婚したら辞めるから」と大事な仕事を任されない
- 女性の管理職が少ない
といった不当な扱いを受けるとしたら、それは当然働きやすい職場とは言えないですよね。
独身のうちはそこまで被害はなくても、長い目で見れば働きにくいと感じる職場は少なくないと思います。長く続けられる職場を探すなら、女性の場合は結婚・出産した後の働きやすさについても考慮する必要があるんですね。
女性が長く続けやすい職場を見つけるには?
では、人間関係の良い職場や理解のある職場を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。
求人を見てみると、よく
「社員同士仲が良く働きやすい職場です!」
「優しい先輩が丁寧に仕事を教えてくれるから安心!」
「女性社員が多数活躍中!」
といった文言でアピールしている会社がありますよね。
こういった謳い文句をすべて鵜呑みにして「ここなら働きやすいかも」と安易に決めつけてしまうのは危険です。仲の良さのようなはっきり証明できないようなことは何とでも言えるので、実は真っ赤な嘘かもしれないからです。
例えば人間関係の良い職場ならよほど待遇面が悪くない限り定着率が高いはずです。そのため離職率が高いなら人間関係も悪いのかも、と予想できますね。できればこうした具体的なところで判断するようにしましょう。
ただ、先ほど挙げた中だと「女性社員が多数活躍中!」というのは良い判断材料になります。もちろん本当であればという前提ではありますが、女性社員が多いかどうかは社員数の内訳を見れば一目瞭然ですから騙されることはないと思います。
女性社員が多いというのは、それだけ女性が働きやすいという目安になります。女性が働きにくい職場なら女性はとっくに辞めて男性ばかりになるはずですからね。
あとは「育児休暇取得実績あり」「女性管理職多数」といった点も参考になりますね。求人票に載っていなければ面接の際に聞いてみるのもいいでしょう。
面接で直接質問するのはちょっと抵抗があるとか、求人票だけではよく分からないという場合は、就職支援サービスや転職エージェントを利用してみるのも良い方法です。
そうした就職・転職支援サービスではコンサルタントが社内の雰囲気や求める人物像などの詳しい情報を持っていたり、分からないことを代わりに質問してくれたりします。
自分一人では得られなかったような情報も事前に入手できる可能性がありますから、活用するメリットは大きいと思いますよ。
女性が働きやすい職場を探すなら、
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職場選びで自分が最も重視するのは何かを考える
今回は多くの女性にとって長く働ける職場の必須条件になると思われる
- 職場の人間関係
- 女性の働き方に理解があるか
にスポットを当ててご紹介しましたが、働きやすいと感じる条件は人によって違います。
なので人間関係の良さや女性の働き方への理解以外でも、自分が最も重視する条件は何かを考えてみるのもいいと思います。
「仕事にすべてを捧げるつもりだから今のところ結婚や育児のことは考えなくていい」というタイプなら仕事内容やキャリアアップできる環境が最も大事になるでしょうし、「放浪癖があって頻繁に海外旅行に行ける環境じゃないと働けない」ということであれば長期休暇を取りやすいかどうかが最も重視すべき点になるでしょう。
自分が働きやすい、居心地が良いと感じる職場なら長く続けられるはずですから、そうした職場に巡り合うためにも自分が最も重視すべき点は何かということを今のうちに明確にしておきましょう。
ただ、結婚や出産に関してはパートナーとの問題でもありますし、数年後には全く違う考えになることも少なくありません。絶対に生涯独身と言っていた人でも1か月後に結婚することになって自分でもびっくり、なんてこともあり得るんですから。
なのでやはり女性なら「女性の働き方に理解のある職場」「女性が働きやすい職場」という点に関して少しは考慮することをおすすめします。
このあたりも踏まえて、悔いのない職場選びをしてくださいね。