無職から正社員に就職したい
就職する気がある無職女性へ
現在何も仕事をしていない無職状態にあるという女性も少なからずいらっしゃるでしょう。
単純に無職といっても人によって状況は異なると思います。
- 次の仕事を見つけるまでの空白期間
- 働く気が無いニート状態
- 親と同居して家事や介護をしている家事手伝い
次の仕事を探している状態での無職というのは、要するに就活中という訳ですよね。これは本人に働く意欲があるのでニートとは異なり、就職先が決まるまでの間だけ、つまり期間限定の無職となります。
対してニートの場合は働く気がないので就活もしていません。ですから当然次の仕事が決まるはずもなく、いつまで経っても無職のままです。
そして親の介護など働けない理由があってあえて無職でいる場合は、働ける状況になるまで就活をすることはないでしょうから、働ける時が来るまで無職状態は続きますね。
このように同じ無職でも置かれた立場は全然違いますが、このうち働く意欲があるのは次の仕事を見つけるまでの空白期間として無職でいる人です。
当ページでは、この就活中の無職女性が正社員就職するための方法をご紹介します。
無職期間の長さがポイント
無職からの就職は難しい、というのは誰もが抱くイメージだと思います。しかしそれは無職期間がどれくらい長かったのかによるところが大きいです。
同じ無職でも、
- 前職を辞めてから1ヶ月目の無職
- 卒業してから5年間ずっと働いたことがない無職
では市場価値は全然違います。
実際、社会人の転職では働きながら転職活動をする人もいますが、退職して短期集中で就職活動に励む人もいます。そうした人は無職ではあるものの採用側も「転職活動中の無職」として見てくれるので、3ヶ月程度なら特に問題にはならないでしょう。
しかしそれはあくまで無職期間が短期間の場合です。半年程度までならまだ何とか許容範囲だとしても、1年以上無職となると採用担当者の見る目も変わってきます。
「本当は働きたくなくて就活をサボっていたんじゃないか」
「無職期間が長いから就職した後も社会人生活に適応できないんじゃないか」
「そんなに就職が決まらないのは本人に何か問題があるんじゃないか」
など、悪い印象を与えてしまいます。
ましてやこれまで一度も働いた事がないという社会人未経験の場合は、即戦力を求められる中途採用においては非常に不利になります。
ですから、
- 予期せず転職活動による空白期間が長くなってしまった方
- あえて長い事無職期間を満喫していた方
- そして就職経験したことがなくてずっと無職だった方
は、残念ながら就職に不利な状況にあると言えるでしょう。
やみくもに応募しているだけじゃ就職は決まらない
ではこうした不利な状況から正社員就職するにはどうしたらいいのでしょうか。
まず、もし長い無職期間という不利な要素を跳ね返せるほどの強みを持っているというのなら、無職期間の長さについてはあまり心配しなくても大丈夫かもしれません。
例えば経験者が極端に少ない業界での転職だったり、非常に重宝されるスキルを持っている場合、また前職で素晴らしい実績を残している場合などですね。
しかし、残念ながらそうした強みを持っている方はそんなに多くはないと思います。もし持っていたとすればそもそも今就職のことで悩んだりしていないでしょうからね。
無職の期間が長い、そして強力な武器となるようなスキルも持ち合わせていないという方が無職から正社員就職を目指すなら、応募する求人をよく選びましょう。
中途採用では即戦力が求められるのが普通です。あまり無職期間が長すぎると即戦力として期待できませんし、就職経験が無い場合も同様です。
それなのに即戦力を期待する企業に応募していたのでは、いつまでも就職は決まらないのはある意味当然とも言えます。
即戦力で勝負出来ないのであれば、中身で勝負しましょう。即戦力にならなくても、人柄ややる気を評価してくれる企業は確実にあります。
つまり、即戦力は求めていない、人柄重視で採用を考えている企業の求人を選んで応募するのがポイントとなります。
未経験歓迎の求人を探そう
ではそうした即戦力以外の部分を見てくれる企業を探すにはどうしたらいいのかというと、未経験歓迎の求人を探してみてください。
未経験者を積極的に採用しようとしている企業というのは、その時点で即戦力は求めていません。即戦力となる人材が欲しいなら最初から経験者優遇で募集をかけます。
企業が中途で人を採るのには、主に
- 辞めた人の穴埋め
- 事業拡大による人員補充
- 新卒採用の代わり
といった理由があります。
このうち、退職者の穴埋めの場合は緊急性が高く即戦力となる人物が求められるため、経験者に絞って募集を掛けることが多いです。つまり未経験者歓迎求人を見つけるのは難しいという事になります。
一方、事業拡大などの理由から人材採用を考えている場合だと穴埋めに比べて緊急性は低く、人を育てる余裕があります。そのため長く活躍してくれる人材を育てたいと思っていれば、経験が無くても採用を検討してくれるんです。
新卒者を採れなかった場合に代わりの人材を採用する場合も同じです。そもそも新卒者は全員未経験ですから、新卒者を採用しようとしている企業は鼻から即戦力は求めていません。
ですから、上記でいうと
- 事業拡大による人員補充
- 新卒採用の代わり
が目的で募集を掛けている場合は比較的未経験歓迎の求人が見つかりやすいという事になります。未経験可の求人を探すならこうした求人をチェックしてみるといいでしょう。
効率的に未経験求人を見つけるには
ただ未経験OKで募集を掛けている企業自体そこまで数が多くないため、膨大な求人の中から未経験求人を探すこと自体が大変かもしれません。
そこでおすすめなのが、未経験歓迎求人を中心に扱う就職支援サービスです。
は20代のフリーター・第二新卒・既卒者を対象に無料で就職支援を行っているサービスです。未経験可の求人ばかり取り扱っているため、未経験求人が豊富に見つかります。
未経験歓迎求人というのは基本的に若い方が有利と言われます。実際、そうした求人は実質的な年齢制限がある場合が多いです。
なぜ若い方が有利なのかというと、未経験者を採用しようと考える企業はじっくり育てて長く活躍してくれる人材が欲しいと思っています。それなら若いうちに採用して教育した方がその分活躍できる期間が長くなりますよね。
それにあまり歳を取ると、徐々に素直さが失われていきます。またそれなりに経験も積んでいるので、自分なりの考え方や仕事の進め方などが確立されてきています。
そうなってしまうと、教育する側としては非常に育てにくいんですよね。
- 仕事を教えても素直に「はい」と言わない
- 「前の会社では違うやり方でした」と反論してくる
- 年下の上司に従わない
など、これまでの経験や変なプライドのせいでとても扱いづらい人物となってしまいます。これまでのバイト先でもこんな30代~40代の人を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
もちろん30代以降の人が全員こんな感じだとは言いませんが、少なくともこうした傾向があるという事です。だから採用側も年齢が高い未経験者は避けたがり、20代、特に20代前半の人を積極的に採用しようとするんですね。
そのため未経験歓迎求人を多く扱うフリーター向けの就職支援サービスの多くは20代向けとなっているんです。
一応30代でも登録できるサービスもありますが、やはりニーズが高いのは圧倒的に20代の未経験者です。ですから未経験歓迎求人を探して正社員就職したいなら、20代のうちが勝負と考えておきましょう。
20代無職の就職先は探せば見つかる!
これまでの話をまとめると、長期間無職だった状態から正社員就職を目指すなら、20代のうちに未経験歓迎求人を狙って就活するのがコツという事です。
これまで即戦力重視の求人に応募しては撃沈してきた方は、もしかすると自分は何の価値もない人間だと思い込んでしまっているかもしれません。
しかし、きちんと探せばあなたを評価してくれる会社はきっと見つかります。
特に今は「空前の売り手市場」と言われるほどの状態で、新卒者を採用できずに困っている企業がたくさんあります。そのためそうした企業が第二新卒の採用に積極的になっているんです。
一度就職したものの早期退職してそれから働いていない第二新卒の方は、今がまさに再就職する絶好のチャンスなんです。
また人材不足で困っている業界もたくさんありますから、選り好みしなければ20代無職の正社員就職は決して難しいことではないはずです。
今まで特定の仕事・業界ばかりで就活をしてきた方は、少し外に目を向けてみてください。「意外といいかも?」と思うような仕事が見つかるかもしれませんよ。
就職支援サービスなら仕事選びに迷った時も相談に乗ってくれますから、一度話を聞きに行ってみてはいかがでしょうか。