第二新卒の就職について
第二新卒って何?
就活シーンではよく第二新卒という言葉を耳にしますが、実は「第二新卒ってどういう意味なのかよく分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
第二新卒というのは、一般的に
「学校卒業後に就職した会社を3年以内に辞め、転職活動をしている人」
のことを指します。
第二新卒という言葉にははっきりとした定義がないのでこの限りではありませんが、多くの場合は新卒で就職したけど早期離職した人のことを第二新卒と呼んでいます。
22歳で大学卒業した人が1年で退職したら23歳、2年で退職したら24歳ですから、第二新卒者はおおよそ23歳~25歳くらいがメインとなりますね。
ちなみに第二新卒と似た言葉に既卒がありますが、既卒者というのは学校卒業後に就職していない人を指します。在学中に就職先が見つからずそのまま卒業し、アルバイトをしながら就職活動をしている人などが既卒者と呼ばれます。
第二新卒は新卒より不利?
第二新卒は新卒より不利と言われますが、実際はどうなのでしょうか。
確かに新卒採用をメインに考えている企業にとっては、新卒者さえ採用できれば第二新卒者の採用は考えていないという所も多いでしょう。
そもそもなぜ第二新卒者が不利と言われるのかと言うと、第二新卒ということは最初の就職先をすぐに辞めてしまったという事実があるからです。
会社としては長く勤めてくれる人が欲しいので、すぐに辞められては困ります。それに1年やそこらで退職してしまうということは、ストレス耐性が無いと捉えられる可能性もあります。
つまり「第二新卒=早期退職者」という印象があるため、「早期退職=根気がない、だらしない、またすぐ辞めそう」というイメージを持たれてしまうんですね。それだったら新卒者を採用した方が…となる訳です。
こうした理由から第二新卒者の就職は不利と言われ、実際に第二新卒の方は就活に苦労しているのではないでしょうか。
第二新卒の価値が見直されている
しかし、近年はその状況も変わってきているようです。
ここ数年は学生にとって売り手市場、逆に企業側は人材確保が難しくなっている状況です。そのため予定していた人数の新卒者採用ができなかった企業もたくさんあるんですよね。
そうした会社が狙うのが第二新卒です。第二新卒者の中にも優秀な人はたくさんいますし、新卒者ほどではないもののまだ若いしフレッシュさも残っています。
だから今、第二新卒者を積極的に採用しようという企業が増えているんです。
そして第二新卒のニーズは新卒者を確保できなかった企業だけではありません。早期退職してしまった新卒者の穴埋めとしても第二新卒者は最適なんです。
新卒3年以内の離職率は約3割もあるそうです。それだけの人が退職してしまうのですから、会社としてはその分の人材を補充する必要が出てきますよね。
第二新卒であれば離職した新卒者と同じ20代前半ですから、穴埋めにはもってこいです。そして第二新卒を採用する最も大きなメリットは、一度就職しているので社会人としての基礎が出来ているという点です。
第二新卒者は前回の会社は新卒者として入社しているため、みっちり研修等を受けていることがほとんどです。そのため採用後また一から研修・教育するコストも手間も省けるんです。
それに一度社会人経験を持ったことで学生時代の甘えは大分抜けていますし、社会の厳しさ、バイトとの違いなどは身に染みて理解しているはずです。そして一度退職して新たに就活することの大変さも経験しているため、就業意欲も新卒者より高くなるんです。
こうしたメリットを知っている会社が今、第二新卒の採用に積極的になっているという訳なんです。
ですから第二新卒は不利だから…と決めつけずに、今の状況を逆に武器にしてどんどん積極的に就活に取り組んでいきましょう。
第二新卒から就職する方法
第二新卒の方が就職を勝ち取るには、先ほど挙げたような第二新卒のメリットを理解し、積極的に第二新卒者を採用してくれる企業を見つけることが最大のポイントとなります。
やはりまだまだ第二新卒は受け付けていないという企業もありますから、そうした所にばかりアタックし続けても勝率は低いです。そうではなく、第二新卒歓迎の会社を狙っていきましょう。
ではどうやってそんな会社からの求人を探せばいいのかというと、第二新卒者向けの就職支援サービスを利用する方法があります。
就職・転職サポートを行っている就職支援サイトや転職エージェントはたくさんありますが、第二新卒にはフリーター、第二新卒、既卒者向けの就職支援サービスがオススメです。
これらは20代を対象としたフリーター・第二新卒・既卒者向けの就職支援サービスです。
未経験でも応募できる求人ばかり取り扱っていて、その中には第二新卒歓迎の企業も多く含まれています。そうした企業が集まるサービスを利用すれば、効率的に就活が進められますよね。
それに第二新卒だと学生時代の就活には慣れていても、中途採用に対しての就活(転職活動)には慣れていませんよね。これらの支援サービスなら手厚いサポートを受けながら就活を進められます。
第二新卒者が欲しいと思っている企業を見つけ出すために、ぜひこうした第二新卒者向けの就職支援サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
利用料無料ですから、無職だしあまりお金を掛けられないという方も安心ですよ。