ブランク期間が長い時はどう説明する?
しばらく無職だった期間がある
フリーターの方の中には、仕事をしていなかった期間(空白期間)があるという方も少なくないのではないでしょうか。
無職期間がある理由は色々と考えられます。
- 病気療養をしていた
- 就活をしていた
- ニートだった
- 子育てや家族の介護をしていた
- 資格などの勉強をしていた
など、色んな事情があるでしょう。
期間もバラバラで、1~2ヶ月という短期間だけの方もいれば、半年、1年、中には5年といったように長期間無職だった方もいらっしゃると思います。
このようにブランクがある原因やその期間は人それぞれですが、共通するのは「転職の時どう説明していいか困る」という点でしょう。
ブランク期間があるとかなりの確率で面接の際に質問されます。採用側にとって応募者のブランク期間についての事はとても気になる問題なんですね。
空白期間があるからといって必ずしも不利になる訳ではありませんが、その理由によっては不利になってしまうことも確かです。ですから空白期間がある方は、この期間のことをどう説明できるかがとても重要になってきます。
ブランク期間が短い場合
まず無職である期間が半年以内、2~3ヶ月程度であればそれほど問題にはなりません。なぜならその間は就職活動をしていたんだろうと想定できるからです。
ですから空白期間が半年以内の場合はそもそも質問されないか、聞かれたとしても「前職を退職してから就活していた」という説明で納得してもらえるでしょう。
ブランク期間が長い場合
問題は長期のブランクがある場合ですね。半年以上も無職期間があるのであれば、面接官を納得させられるそれなりの理由が必要となってきます。
正直なところ、空白期間というのは過去のことですから今からどうこうできる問題ではありません。本当は働いてなかったのに働いていたように履歴書を偽造する訳にもいきませんから、無職だった期間があったという事実は受け入れてもらう他ありません。
大切なのはその理由です。なるべくポジティブでなおかつ筋の通った理由があれば、空白期間もさほどマイナスには捉えられずに済むかもしれません。
例えば、資格取得やスキルを身に付けるための勉強をしていたという理由なら納得してもらえることが多いですね。その勉強が応募先の仕事と関連するものであればなお良いです。
海外留学していたという方もそのまま説明すればいいでしょう。職種にもよりますがマイナスに捉えられることはないのではないでしょうか。
またヒッチハイクで世界一周旅行していたなどのちょっと変わった理由があるとしたら、お堅い会社なら「放浪癖がありそう」とマイナスに捉えられるかもしれませんが、中には「面白そうなヤツが来た!」と評価してくれる会社もあるかもしれませんね。
そして病気が原因で長期間働けなかったという方も多いと思いますが、その場合は「今はすっかり回復したので大丈夫」という点をアピールすることが重要です。
雇う側からすれば、せっかく採用してもすぐにまた長期休養されたら困りますよね。もし完治していなくても業務に支障がないのであればそこをしっかりと説明しましょう。
空白期間をこれ以上長引かせない努力を
長いブランク期間があると、そこを突かれるのが怖くてなかなか応募に踏み出せないという方もいらっしゃるでしょう。空白期間をコンプレックスに感じている方も少なくないと思います。
しかし現在も無職という方は、このまま何もしないでいるとさらに無職期間が長くなってしまい、今以上に不利な状況になってしまいます。
「空白期間について責められたらどうしよう…」と不安になる気持ちも分かりますが、堂々と説明できれば意外と大丈夫だったりします。質問されてもしっかりと答えられるように事前に準備をしておけば、空白期間があっても恐れずに面接を受けられるようになるのではないでしょうか。
長いブランク期間に終止符を打つためにも、面接官が納得のいくような回答を事前に準備した上でぜひ積極的に就活に取り組んでいただきたいと思います。
ただし面接官もこれまで数多くのブランク期間に対する説明を聞いてきています。あきらかな嘘をつけばボロが出て見抜かれてしまう可能性大ですから気を付けましょう。